脂肪の運び屋「カルニチン」その効果と飲み方は?
Article効率よく筋肉をつけたり、脂肪を燃焼させたりするのに、必要な栄養について知っておくと役立ちます。
たとえば、カルニチンもその一つです。カルニチンは、脂肪を燃焼させる働きや、筋肥大を助けてくれるのに効果的に働いてくれる栄養素になります。
カルニチンの効果や、その働きを高めるための飲み方などについて紹介していきますので、筋肥大やダイエット効果を高めるための参考にしてみましょう。
Contents
体内で脂肪を運んでくれるカルニチン
私達の身体はタンパク質で作られており、そのタンパク質を構成しているのがアミノ酸になります。アミノ酸にはいくつかの種類があるのですが、カルニチンもその一種なのです。
脂肪燃焼をサポート
カルニチンは肝臓で合成され、全身の筋肉や心筋を中心に存在している、人間にとって欠かせない成分です。
脂肪の燃焼や分解を行っているのは細胞にあるミトコンドリアなのですが、脂肪燃焼の機能はカルニチンによってサポートされているのです。
つまり、カルニチンが不足すると脂肪燃焼の働きが低下して、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
そこで、カルニチンを補うことによって脂肪の燃焼効率を高めることができるようになり、ダイエット効果も現れやすくなるのです。
疲労回復にも効果
カルニチンは脂肪からエネルギーを再生してくれる働きを高めてくれますので、疲労回復効果も期待できます。
消費されたエネルギーを素早く補給することができるようになり、スタミナ維持にも役立つのです。
カルニチンは筋肥大にも役立つ?
ダイエット効果が注目されているカルニチンですが、実は筋肥大にも嬉しい効果をもたらしてくれます。
脂肪燃焼効果を高めるために
カルニチンを摂取したからといって、脂肪燃焼効果が大幅にアップするわけではありません。
筋トレや有酸素運動を組み合わせることによって、脂肪の燃焼が始まるようになり、カルニチンがその効果を高めてくれるようになります。
ダイエット目的でカルニチンを摂取するときは、運動を組み合わせることで脂肪燃焼効果をさらにアップできるでしょう。
筋トレで得られる効果
筋トレによって筋肥大を目指す時にも、カルニチンは頼もしい存在です。その理由は、カルニチンが筋肉分解を抑制して、筋肉増強を促してくれるからです。
カルニチンには血行促進作用があるため、筋疲労の回復を早めて筋分解が起こるよりも、筋肉増強が起こる状況を優位にしてくれます。
また、カルニチンによって男性ホルモンの分泌量が増え、それが筋肉増強にもつながっていきます。
カルニチンを摂取する時のポイント
カルニチンは筋肉増強やダイエットに効果的な栄養素ですが、摂取するタイミングも効果を高める重要ポイントになってきます。
サプリで補う
カルニチンを多く含んでいるのは、肉(主に羊や牛)や魚(マグロやさんまなど)です。ある程度バランスを意識して食事をとっていれば、カルニチンが不足することはほとんどありません。
しかし筋トレやダイエットの効果を高めたいときは、サプリで補うようにするといいでしょう。
カルニチンを常識の範囲内であれば大量摂取したことによる副作用はほとんどないと言われています。サプリメントで補うときは、用法用量をよく守るようにしましょう。
効率を高める飲み方
ダイエットでも筋トレでも効果をアップさせるためには、運動する前に摂取するのがおすすめです。
運動前や筋トレ前の30分から2時間前を目安に、70~100mgを摂取するようにしましょう。
運動しない日は、これから活動量が増える朝に摂取すると、脂肪燃焼効率をアップさせられるようになります。
まとめ
カルニチンを効率よく補うためにサプリメントを利用するのも手段のひとつです。カルニチンを含むサプリメントにはいろいろな種類があり、カルニチン単体のものや、他の栄養素と組み合わせた複合タイプなどもあります。相乗効果を期待して、複合タイプを利用するのもおすすめです。